「勉強しないといけないのに、ついついテレビやYoutubeを観てしまう」
「勉強のことが頭から離れず、気が休まらない」
こういった経験はありませんか?
「やるときはやる、休むときは休む」でうまく切り替えないと、無駄な時間と労力がかかってしまいますよね。
そこで今回は、集中力のオンオフが切り替えられない人の特徴やその原因と、おすすめの対処法を5つご紹介します。
目次
オンオフの切り替えが下手な人の特徴とその原因

オンオフの切り替えができない人には、どんな特徴があるでしょうか。オンにできない場合とオフにできない場合を分けて見ていきましょう。
オンにできない原因
まず、オンができない人には次のような特徴があります。
- 家に帰ると完全に休憩モードになる
- 勉強に集中できる場所がない
- スマホやテレビに気をとられる
自宅に自室がなく、リビングで勉強しようとしても家族の話し声が気になったり、図書館に行っても静かすぎて逆に落ち着かなかったり……
私たちの周囲には勉強の妨げになるものが多いですよね。
また、悩みや恋人のことが気になって勉強が手につかなくなることもあります。
原因としては、 勉強のモチベーション不足が考えられます。目標を共有して互いに競い合えるライバルがいない状況を想像してみてください。
どうしてもやる気を維持することができなくて、 すぐ他のことに興味が移ってしまい、勉強できない理由を探してイライラしてしまうのです。
オフにできない原因
とはいえ、モチベーションが高すぎると今度はオフができない原因になります。
オフができない人には次のような特徴があります。
- 「勉強しなきゃ」といつも焦っている
- せっかくの休日もリラックスして羽を伸ばせない
- 夢の中でも勉強している
このように勉強中心の生活になると、
「ボーッとしている時間がもったいない」
「遊んでいる暇があるなら勉強しよう」
と 自分で自分を追い詰めすぎてしまいます。
受験直前ならともかく、 こんな状態が2ヶ月も続けば心も体も完全に疲弊し、かえって勉強の効率が下がって本末転倒です。
オンオフの切り替えが上達する具体的な方法

それでは、上手に自分をコントロールして、勉強の効率を高めるためにはどうすればいいのでしょうか。
いろいろな方法が存在しますが、今回はその中でもおすすめのやり方を5つご紹介します。
オンオフを切り替える方法①:専用の空間を分ける
勉強するための、専用のスペースを確保しましょう。
スマホやテレビが気になるなら、 勉強の邪魔になるものは始める前から排除してしまえば良いのです。
教科書や問題集といったテキストに、ノートと筆記用具だけが並んだ机に向かえば、もう勉強するしかありません。
時間の計測や映像授業など、 勉強のためにスマホが必要な場合は、通知を切って不要なアプリをすべて隠します。
(例:勉強に必要なアプリだけを集めたホーム画面を作る)
自分の部屋がない人は、突っ張り棒とカーテンを組み合わせたり、1人用テントを活用したりして空間を仕切ると良いでしょう。
また、 プライベートな空間については逆に勉強に関するものを排除すると、遊んでいる最中に勉強のことを思い出すきっかけをなくすことができます。
オンオフを切り替える方法②:特別なスイッチを作る
「今は勉強するとき・休むとき」と明確に判断できるような、 集中力をオンオフする合図を作りましょう。
毎朝起きたら洗面所に行って洗顔と歯磨きをしますが、その際に何かを考えて行動しているわけではありませんよね。
いつもやっている習慣だから、体が無意識に行動してしまう。そんな スイッチを勉強にも作ってしまえば、自然と集中のオンオフが切り替えられるはずです。
合図にするのは何でも構いませんが、例としてアラームやシャワーが挙げられます
他にも、音楽や環境音を聴く、散歩に出かけて体を動かす、仮眠や食事をとる、デスクライトをつける、アロマを焚く、服を着替えるなど。
自分に合うやり方を探しながら、お好みのスイッチを作ってみてください。
オンオフを切り替えるコツ③:1日の予定を決める
前日の夜か当日の朝のうちに、その日にやることを決めてしまいましょう。
「9時〜12時は問題集を解いて、昼ごはんを食べたら13時〜15時は……」という形です。
もしくは、「1日で30ページ問題集を進める」とタスクを割り振る方法もあります。
ポイントは、 計画した以上の勉強はしないことです。自分との約束を守るように癖づけて、自信をつけることが大事です。
また、 立てたスケジュールと実際にやってみた結果を記録することも有効です。
予定では8時間勉強する予定だったのに、5時間しか集中できなかったなら、それを正確に記録してデータを蓄積します。
そうすることで「自分が何時間なら集中できるのか」「どんな予定の日は計画を達成しやすいのか」を分析することができます。
記録には 勉強時間記録帳 などのアプリを使うと便利です。
オンオフを切り替えるコツ④:「ながら」勉強で始める

最後の2つは、集中力をオンにしたいときに役立つコツです。
テレビやYoutubeに気をとられてしまうなら、無理に我慢するのはやめましょう。
動画を観ながらでも構わないので、 まずは勉強を始めることが大切です。
そもそも 集中力というのは、何かに取り組んでいれば自然と湧いてくるものです。
気分が乗ってくれば、最初は「ながら」で始めた勉強の優先度が高まり、動画の方が邪魔になってくるでしょう。
とはいえ、暗記系の勉強や複数人が会話しているような動画は避けた方が無難です。
どちらもかなりの集中力が必要なため、脳が同時に処理しきれなくなります。
気分が乗ってきて勉強に集中する前に、完全にオフになってしまいかねません。
オンオフを切り替えるコツ⑤:自分が損する理由を作る
「次のテストで80点とれなかったら3万円払う」など、 自分にデメリットしかない約束をしましょう。
きちんと書面に起こしてハンコまで押しておけば言い逃れはできません。ストイックなやり方ではありますが、「何ももらえないのに3万円も払ってたまるか」と確実に尻を叩くことができます。
いくら計画を立てても結局怠けてしまうのは、予定を守れなくても罰則がないからです。
サラリーマンは毎日休まず会社に通っていますが、働きたいから働いている人ばかりではありません。
どれだけ辛くても出勤しなくては会社をクビになり、自分も家族も食べていけなくなるから踏ん張れるのです。
罰がないなら、自分で作ってしまいましょう!