勉強する意味はあるの?誰もが思ったことある疑問に答えます

周囲の大人からよく「勉強しなさい!」と言われ、「なんで勉強しないといけないの?」「勉強して将来なにかいいことあるの?」と思ったこともあります。

そういわれてしまうと、勉強に対してあまり気が進まない中学生や高校生は多いと思います。

ゲームやスポーツだったら何時間でも没頭することができるのに、勉強のことになると机に10分間座ることすら苦痛だと思う人もいるでしょう。

国語や英語なら勉強した知識を使って生活するのには少しは役に立つかもしれませんが、特に数学や理科などは実生活で役立つことなどないような気もしますよね。

でも役に立たないのなら、なぜご両親や先生に勉強しろと言われるのでしょう?なにか得することがないとそんなことは言わないと思いませんか?

今回は学生時代に勉強すると、どう得をするのか、何の意味があるのかを10個紹介してみたいと思います。

この記事を見ていただいて試験勉強や受験勉強のやる気アップに少しでもつなげてもらえたら嬉しいです。

勉強する意味10選

勉強する意味① 年収の高い企業に就職できる大学に行ける

これは中学生、高校生の方も知っていることだと思います。学生のときに日々の勉強を頑張ってレベルの高い高校に行くことは有名な良い大学に行くことに繋がります。

では良い大学は大して勉強せずとも入れる大学と何が違うでしょうか。

一つは 良い就職先に入れるということです。現在日本で生活する働いている人の 平均年収は300万程度と言われています。しかし 有名大学の卒業者はその平均よりも遥かに良い給料をもらっています

例として慶應義塾大学の就職先を見てみましょう。1位のみずほフィナンシャルグループの平均年収は911万円、2位の東京海上日動火災保険の年収は1338万円、3位の三菱東京UFJ銀行の年収1067万円となっています。

そうです、慶應義塾大の多くの学生は日本人の平均年収の何倍もの収入を得ることができる会社に就職できるのです。一方大して勉強をしないで入れる大学ではどうでしょうか。

大学受験ではそのような大学をFランク大学とも呼びますが、Fランク大学では有名企業に応募するとエントリーシートと呼ばれる書類審査で門前払いをされ面接さえも受けさせてもらえないことがあります。

そのため慶應義塾大学をはじめとした有名大学のように平均年収の何倍もの収入を得る企業に就職することは非常に難しくなっています。

勉強する意味② 専門的な職業に就ける

世の中には勉強をしていないとつくことができない仕事が多くあります。その筆頭として 大学教授や医師、弁護士、裁判官、パイロットなどがあります。

これらの職業は、多くの給料を貰える代表格と言えるでしょう。でもこの4つの職業はすべて大学を卒業し、多くの難しい試験をくぐり抜けてきた人たちしかなることができません。

さらにこうした専門的な職業は就職したあと新たな知識を学習する必要があるため 一生勉強することが必要とされています。

例えばあなたが医師だとして患者さんを治すことができる新しい治療薬のことを知らずに、患者さんを亡くしてしまうことがあってはいけません。

最新の航空機の操縦の仕方を熟知していないから飛行機が墜落してしまったなんてことは許されません。

ですので中学生や高校生の時点で 勉強をする習慣がついていなければなることが難しいですし 働き続けることも難しくなってしまうのです。

勉強する意味③ お金持ちになれる

前述でも触れましたが勉強することで良い職業につくことができ普通の人の何倍もの給料を得る可能性が高まります。でも 仕事をして給料を得ることだけがお金を獲る手段ではありません

大学へ行かなくてもお金持ちになれます。例えば株や建物を安く買って人気が出たら高く売ることによってお金持ちになった人は世の中に大勢います。

そういったお金持ちでもどんな株がこれから価値が出るのか、どの地域のビルが人気になるのかなどを研究することでお金を得たのです。

日本で最も有名な建築家である 安藤忠雄さんも大学に進学していません。ですが、独学で建築専門の学校が4年間で学ぶ内容を一日14時間も勉強することで1年でマスターし建築士の資格を得てその後も努力と勉強を重ねて世界中に知られている存在になっていきました。

例えを出しましたが、 どのお金持ちにも共通することは勉強を人一倍してきたということです。

勉強する意味④ 日々の生活が楽しくなる

みなさんの中にもスポーツをしたり観戦することが好きな人が多くいると思います。

スポーツというのは決められたルールの中で他人と競い合うことが楽しいですし、スポーツ観戦で有名選手のプレーを実際に目にすることができると非常に興奮するものです。

でもそれは スポーツのルールだったりスポーツ選手やチームのことを知っているから、より楽しめるという側面もあるのではなでしょうか。

ルールを知らなければそのスポーツは全くおもしろくないでしょう。 有名なスポーツ選手でも、その選手のことを知らない人からしてみれば、普通の人と同じなのです。

これと同じことは他にもたくさんあります。例えば知識がなければ博物館の展示や美術館の作品を見ても十分に楽しめないでしょう。

修学旅行などで京都に行く方も多いでしょうが、日本史を勉強していなければ有名な寺院を見学してもそれがどんな歴史を経てきたかなど説明を聞いてもピンとこないのでまったく楽しくないことがあると思います。

そのため、 知識を増やすこと(=勉強)は日々の生活を何倍も楽しくするのです。知識を持っていれば既に 楽しいことはより楽しく、興味のなかったことでもその奥深さを知り楽しみを見出せるのです。

勉強する意味⑤ 知識がないと騙される

ドラゴン桜という漫画で、「勉強できなかった人は一生負け続ける」という名言が出ます。実際、詐欺師から嘘の投資話や商売を持ちかけられて大金を騙し取られるという事件がよくニュースになっています。

ではどうして騙されてしまう人が出てきてしまうのでしょうか。詐欺師はあたかも投資や商売の専門家として振る舞い一見条件の良さそうな話を持ちかけます。

そして言葉巧みにあなたと良好な関係を築き信頼を得ようとします。ここでもし、あなたがその投資についての知識を持たずに接したら、一度詐欺師のことを信頼してしまうかもしれません。

そうなると「自分には知識はないけれどこの人が教えてくれれば大丈夫そう」と思ってしまいます。

一方、投資の知識やこうした詐欺が発生していることを知っていれば 怪しい話だと思って疑ってかかることができます

勉強する意味⑥ 友人が増える

もし勉強して日本語以外に英語など他の言語を喋ることができれば より多くの友人を作ることができます

特に英語はアメリカやイギリスだけではなくて多くの人が話せる言語です。世界には多様な価値観を持った人たちがいて英語ができれば普段日本で生活しているだけでは聞くことのできない話が聞けます。

海外旅行に行ったときもまた学生が全国から集ってくる有名な大学に入学できれば地元の学校では絶対巡り会えなかったような人に出会えます。

勉強する意味⑦ 物事を効率よく進められる

勉強を続けて頑張ることによって効率的なものの考え方が身につきます。例えば学校の定期試験や受験では多くの科目を試験当日までに完成させる必要があります。

そのためには、 科目ごとの時間管理や、科目の優先順位決める必要があります

そして勉強を実践し結果が良くなければ勉強方法を修正して再度実践する、というサイクルを回す能力が要求されます。

この能力は社会人になってからも大事なものですし、スポーツにおいても無闇やたらに練習するよりも効率的に練習する方がより早く上達します。

メジャーリーガーの大谷翔平選手は高校時代、まず目標を決めてそれを達成するには何が必要かを逆算して効率的な練習を行っていたそうです。勉強することは勉強以外にも役に立つのです。

勉強する意味⑧ 努力する能力が身につく

スポーツが上達するにも、勉強で成績を上げるにも努力することは必要不可欠です。努力している人は社会に出てもとても評価されます。

努力によって自分自身の仕事の能力も上がりますし、他人がその努力している姿に対して評価してくれることもあります。

他人よりも優れるには遊びなどの誘惑に打ち勝って他人よりも多く努力する必要がありますし、スランプに陥ったとしても諦めずに努力することができないといけません。

努力する習慣は大人になっても身につくことがあるかもしれませんが 一番良いのは自身の人格が作られる中学生、高校生時代に身につけるほうが容易かもしれません。

努力する対象として勉強やスポーツが最適だと思いますが。特に勉強ではこれまで書いてきたようにたくさんのメリットがあるので勉強を通して努力することに慣れておいたほうが良いでしょう。

勉強する意味⑨ 周囲から評価される

勉強をしていれば先生や親から褒められ、怒られることは減るでしょう。しかもそれだけではなくて学校の成績が良ければ校内で表彰されたり、先生たちからちやほやされたりするかもしれません。

親からはもしかしたらお小遣いがもらえたり、欲しい物を買ってくれたりすることもあるでしょう。勉強することで学校での生活、家庭での生活の両方がより良くなるのです。

勉強する意味⑩ 正しい言葉遣いができる

みなさんは「ヤバい」とか「まじで」などのようにいわゆる若者言葉ばかり使ってないでしょうか。同級生の間での会話であればこうした言葉を使うのも良いでしょう。

でも大人になって社会に出たときにもこのような言葉を使うと他人から学生に勉強をしてこなかったのかなと思われてしまいます。

例えばあなたが物を売る仕事をしていて正しくない日本語を使っていたら、お客さんから信頼されないので誰も品物を買ってくれないでしょう。

正しい言葉遣いは社会で仕事をしていくのに必須なことなのです。そのため学生のときに漢字、慣用句を覚えたり、国語の教科書の文章を読んだりして正しい言葉に触れておく必要があります。

勉強すると良いことは他にもたくさんあると思います。自分でも良いことを考えてみて、しっくりくるものがあれば勉強のモチベーションを保ちやすいでしょう。

まとめ

ここでは勉強をする意味についてお話してきました。

学生生活というのはあっという間に過ぎ去ってしまいます。ですので中高生の6年間を勉強しかしないのも非常にもったいないと思います。バランスを取るのが難しいでしょうが、勉強以外にも遊び、部活、恋愛など様々な経験をして充実した学生生活にできるといいですね。

参考文献

Study For│慶應義塾大学の就職率や人気の就職先【就職に強い学部は?】
年収ガイド│上場企業 年収ランキング(全3695社)
ぱぱきちブログ│【3分で分かる】安藤忠雄って誰?分からないから教えて!!
まぐまぐニュース!│一生負け続けるバカから抜け出せ。漫画『ドラゴン桜』傑作選
エムタメ│【目標計画】大谷翔平が高校時代に立てた目標達成シートがビジネスでも使える!