「英検2級の勉強を始めたいけど、何からして良いのかわからない…」
そんな方は、まず手軽な単語学習アプリを使って、英検2級のレベル感をつかんでみると良いかもしれません。
そこで本稿では、英検2級対策におすすめの無料単語アプリ(一部アプリ内課金あり)をご紹介します。
英検2級の特徴について
日本英語検定協会は、英検2級について
2級は、準2級までしっかりつけてきた力を実生活の様々な分野で応用できる力を身につけている級で、レベルは高校卒業程度とされています。社会生活に必要な英語を理解し、使用できることが求められます。
引用:日本英語検定協会2級の試験内容・過去問
と述べています。
つまり、 中学・高校の英語の勉強がある程度理解できており、またその知識を応用することができれば、英検2級を取得することができるでしょう。
ちなみに、英検2級をTOEICの得点に換算すると 大体550~700点前後と言われています。
英検2級の試験内容は、一次試験は筆記とリスニングで、一次試験に合格すると、二次試験の面接形式のスピーキングテストを受けるという流れです。
また、英検2級には入試の優遇や単位認定、海外留学や社会人の一般的な英語力の条件として幅広く活用できるので、自身の英語力の証明として最低限取っておきたい資格でしょう。
英検2級対策におすすめの単語アプリ
では、おすすめの単語アプリをご紹介していきます。対応OSや課金の有無もチェックして、継続して使いやすい単語アプリを探す参考にしてみてくださいね。
1. 英検®トレーニング
3級〜2級に対応した英検対策のアプリです。単語だけでなく、リーディングやライティング、そしてスピーキング対策もできます。
英検®トレーニングの特徴
単語だけでなく、リーディングやライティング、そしてスピーキング対策と、 これひとつで全ての英検対策ができます。
単語は、4択問題で基本・応用・発展の3カテゴリーに分けられています。特徴として、単語を回答すると、解答と共にその単語を使った例文を紹介してくれるので、実際の使用例とセットで覚えることができます。
英検®トレーニングの 効果的な使い方
単語の学習は、 実際の使用例(例文)をセットで覚えると、実際に問題で出てきたときに対応しやすくなります 。
ですので、こちらのアプリではまず基本からスタートして、単語を覚えているかチェックすると共に、例文を音読して覚えるのがおすすめです。
また、単語をある程度覚えてきたら、リーディングやライティングの問題などにも挑戦すると、本当に単語を覚えられているか実践で確認できるので、ぜひやってみてくださいね。
- 対応OS:iOS 12.0以降が必要、Android6.0 以降が必要
- アプリの価格:無料
- 課金の有無:無し
2. 英検®英単語
学校ネットシリーズの定番アプリです。
英検®英単語の特徴
英検対策アプリの定番で、2級〜2級の単語が品詞ごとに4択問題形式で学習できます。トータル5,572問中、 英検2級対策用の問題は1,467問収録されています。
また、 3級や準2級の単語は、2級の問題でも頻出するので、他の級の単語の復習もしながら、学習することが可能です。
5問ずつの出題なので、スキマ時間での学習にも最適です。
効果的な使い方
こちらのアプリの最大の特徴は「4択問題」であることと「品詞別の出題形式」という2点です。
「4択問題」は、まだ記憶が定着してない学習初期に最適です。
なぜかというと、選択肢を見ることで答えを思い出すことが可能なので、完璧に暗記できていなくても、「これだったかも!」で回答できます。
これによって負荷がかかり過ぎず、 暗記学習の初期で必要な『広く浅く覚える』をクリアすることができるのです。
「品詞別の出題形式」にも大きなメリットがあります。英語の品詞には、重要度が高いものと低いものがあります。最終的には全ての品詞を覚えた方がいいのですが、このアプリ内で優先すべき順番は『動詞→名詞→形容詞→熟語』です。
日本語は名詞が重要で「名詞+する(パソコンするなど)」で動詞を作れる言語ですが、英語は動詞そのものが非常に重要な言語ですので、まずは動詞の項目から始めるのがおすすめですよ。
- 対応OS: iOS 12.0以降が必要、Android 6.0以降が必要
- アプリの価格:無料
- 課金の有無:無し
3. ぜったい覚える!英検2級単語帳
自分のペースでサクサク進められるフラッシュカード形式の単語アプリです。
ぜったい覚える!英検2級単語帳の特徴
アルファベット別に単語と熟語がミックスになっています。回答方式はフラッシュカード形式での回答です。
各単語でメモを残せたり、しおりを挟んであとでその単語だけ確認できるので、 できなかったものを復習しやすい仕組みになっています。
また、英語→日本語と、日本語→英語を選べることができるのもポイントです。
フラッシュカード形式のSTUDYで学習した後で4択問題のTESTで確認することもでき、MINI GAMEでは、タイムトライアル形式なので咄嗟に意味を考える訓練ができます。
効果的な使い方
ますはSTUDYで英語→日本語で暗記をしていきましょう。
フラッシュカード形式なので 10秒ほど考えても日本語が出てこなかったら、裏をめくり意味を確認しましょう。
ここで覚えられていなかったり、なかなか出てこなかった単語にはしおりを挟むと後でそれらの単語だけを復習できるのでおすすめです。
英語→日本語がある程度できるようになったら、日本語→英語で確認していきましょう。
ここでスラスラ英語が出てくるようになれば、ライティングやスピーキングでもその単語が使うことができるでしょう。
- 対応OS:iOS 11.0以降が必要、Android4.4 以降が必要
- アプリの価格:無料
- 課金の有無:無し
4. 英検® 2級 準2級 3級 の英単語
ひよこのイラストが可愛い単語学習アプリです。「デザインが硬い学習アプリだと、いまいちモチベーションがあがらない…」という方にぴったりです。
英検® 2級 準2級 3級 の英単語の特徴
なんと言っても、 この可愛いポップなイラストが勉強のモチベーションを上げてくれること間違いなしです。
5〜2級の単語に対応していて、2級は645単語が重要度順に収録されています。
単語数が若干少なく、熟語の対策はないのですが、4択問題で回答もしやすいので、まずはこのアプリをやってみるのも良いと思います。
効果的な使い方
重要度の高い項目から順番にやっていきましょう。 1レッスンが5問で気軽にできるのでスキマ時間の活用もしやすいです。
また、単語は2級レベルの中では難易度が優しめなので、「2級を受けたいけれど、まだあまり英語に自信がない…」という方でも、取り組みやすいのではないしょうか。
- 対応OS:iOS 12.0以降が必要、Android6.0 以降が必要
- アプリの価格:無料
- 課金の有無:無し
5. 英検®2級の英単語
テスト形式だけでなく、書籍の単語帳のように単語と意味と例文が同時に見られるので、インプットの学習段階から取り入れることできます。
英検®2級の英単語の特徴
このアプリには英検2級の超重要単語が品詞別に、 1130単語収録されています。勉強モードで単語を覚えてから、テストモードでしっかり覚えているか確認していけます。
また、テストが4択問題だけでなく、自身でスペルを入力するモードもあるので、英検のライティング対策にもなります。
効果的な使い方
まずは勉強モードで単語を覚えてから、テストモードでどれだけ覚えているかを確認していきましょう。
小テストとして英語→日本語を4択で答える問題が、ほとんど間違えなくなったら、日本語→から英語にも挑戦してみましょう。
自信があるときは、「書いて答える」の方を選択すると、スペルチェックもできるのでおすすめです。
- 対応OS:iOS 11.0以降が必要、Android4.4 以降が必要
- アプリの価格:無料
- 課金の有無:無し
6. ランク順 英検英単語
書籍の単語帳として有名な学研のランク順シリーズです。こちらのシリーズの単語帳を使っている方も多いのではないでしょうか?
ランク順 英検英単語の特徴
書籍の英検対策単語帳『英検ランク順』シリーズの内容を復習できる補助教材としてリリースされています。
英検の過去問データが徹底分析され、重要な単語が抜粋されたクイズで、 書籍と同じように、レベル別・テーマ別に分かれているので、自分のレベルに合わせて学習を進められます。
こちらも品詞別の4択問題ですが、5秒で答えなければならないタイムトライアルが加わり、実際にやってみると、5秒は結構短く感じるでしょう。
効果的な使い方
このアプリは書籍の英検対策単語帳『英検ランク順』シリーズとセットで使うのが、効果的です。アプリには対応するページ数も記載されているので、
- 「単語帳で覚える」→「覚えた範囲をアプリで本当に記憶できているか確認」
こちらの流れで学習すると効率的に単語を定着されることができます。
- 対応OS:iOS 8.0以降が必要、Android5.0以降が必要
- アプリの価格:無料
- 課金の有無:無し
7. 英単語アプリ mikan
英検だけでなく、TOEICから大学入試など幅広く学習ができる英単語学習アプリの定番です。
英単語アプリ mikanの特徴
初めに、自分の学習目的(英検2級、TOEIC700点など)や現状のレベル、1日の日の学習単語数などを決められてリマインダーの機能もあるので、無理なく自分のペースで学習を進めることができます。
また、 進捗がグラフで分かるので、モチベーションのキープもしやすいデザインです。
タイムトライアル形式の4択問題で30秒に10単語のペースで問題が出されるので、スキマ時間でも効率的な学習が期待できます。
効果的な使い方
1日の中で自分が学習に当てられそうな時間に、リマインドを設定しておくと良いでしょう。
記憶度別に復習できる機能もあるので、使ってみて反復学習をしてみてくださいね。
- 対応OS:iOS 11.0以降が必要、Android5.0以降が必要
- アプリの価格:無料
- 課金の有無:mikan PRO
価格:1000円/月、4800円/6ヶ月、7200円/年(税込み・加入は任意)
※U18(学割) / U25 の割引もあり
8. みんなの英単語帳
自分だけの英単語帳を作れるアプリです。覚えたい単語をわかりやすく管理することができます。
みんなの英単語帳の特徴
ここまでご紹介してきたアプリは、テスト形式のものが多かったですが、こちらは 自分でオリジナル英単語帳を作ってそれを学習していくアプリです。
また、他の人が作成した英単語帳を使うこともできます。問題の出題形式は「4択問題」と「入力問題」を選択可能で、 ランダムでの出題も可能です。
効果的な使い方
リーディングの問題を解いている時に、わからなかった単語などをこちらのアプリに入れておいて、スキマ時間でそれを覚えていくのがおすすめです。
自分だけのオリジナル単語帳をスマホに入れて持ち運べるのはとても便利ですよね!
「アナログだと続かなかった…」という方もぜひ使ってみてください。
- 対応OS:iOS 11.0以降が必要、Android版は提供なし
- アプリの価格:無料
- 課金の有無:無し
9. 自分で作る単語帳 WordHolic!
こちらも自分だけの英単語帳を作れるアプリで、Androidにも対応しています。
自分で作る単語帳 WordHolic! の特徴
シンプルで使いやすいデザインと豊富な機能が人気の単語帳作成アプリです。単語カードを自由に作成できて、暗記したい単語のみを選んで学習することもできます。
また、29言語に対応した読み上げ機能によって、スピーキングやリスニング対策にも活用できます。
効果的な使い方
こちらも基本的には、リーディングの問題を解いている時などにわからなかった単語をこちらのアプリに入れておいて、スキマ時間で学習していくと良いと思います。
短期記憶になってしまいがちな単語学習に便利な 「復習サイクル」機能が付いているので、アプリが復習すべきタイミングを管理してくれます。
そのため、機能に沿った使い方をするだけでしっかりと定着させることができます。
また、 何周目で覚えたかが分かる機能もあるので、なかなか覚えられなかった苦手な単語がひと目で分かります。そのため、苦手な単語を逃すこともありません。
- 対応OS:iOS 10.0以降が必要、Android4.4以降が必要
- アプリの価格:無料
- 課金の有無:無し
10. i-暗記シート -写真で作る問題集-
赤シートでの学習が一番!だけどテキストは持ち歩きたくない!という方におすすめのアプリです。
i-暗記シート -写真で作る問題集-の特徴
このアプリは他のアプリとは違い、覚えたい箇所を赤字にするか、緑に塗ったノートやテキストを作成して写真で取り込むと、暗記学習に使う赤シートと同じ様に赤い文字や緑の線を引いた箇所を隠すことができます。
効果的な使い方
元々、赤シートを使っての学習に慣れている人におすすめです。
最初に赤シートに対応した単語帳やノートを揃える必要があるので、「既にそれらを使っていたけど、スマホに入れてどこでもできるようにしたい!」とお考えの人にはぴったりのアプリです。
慣れた勉強法とデジタルの力を使ってより勉強を効率化できると良いですね。
- 対応OS:iOS 9.0以降が必要、Android4.1以降が必要
- アプリの価格:無料
- 課金の有無:一部課金あり
まとめ
気になる単語アプリは見つかりましたか?いくつかダウンロードして使用感を確かめてみると、「自分に合いそうなアプリはこれだ!」と分かってくると思います。
ぜひあなたのお気に入りのアプリを見つけて、学習を継続してみて下さいね。