最近話題の「朝活」のメリットや習慣化の方法について話していきます。
結論から言うと、受験や資格勉強において、「朝活」は非常に大きな効果を発揮します。
この記事を読むと、朝活のメリット、朝活で具体的に何を勉強すれば良いのかがわかります。
また、一番困難な「どうやって朝活を継続させるか」ということについての重要なポイントも掲載しておりますので、「私って三日坊主なんだよな…」という人も安心してください。
朝に勉強する3つのメリット
朝活のメリット① 空腹で集中状態が作りやすい
食後で眠くなりがちな夜に勉強するよりも、 眠気も胃のなかもスッキリした朝に勉強する方が、勉強効率は良いわけです。
誰にでも、お昼ご飯を食べた後、うとうとしてしまった経験があるでしょう。眠たいときに集中して学習するのはとても難しいですよね。 集中する状態を作り出すのは、適度な空腹状態なのです。
数多くの東大生や京大生に読まれた名著「思考の整理学」の中で、著者である外山滋比古さんも次のように語っています。
「だいたい、胃袋に何か入れたあとすぐ、頭を使うのはよくない。消化のために血液がとられて、頭はぼーっとする。」
「朝の仕事が自然なのである。朝飯前の仕事こそ、本道を行くもので、夜、灯をつけてする仕事は自然にさからっているのだ。」
朝活のメリット② 脳が最もスッキリしている
脳内の情報は、寝ているときに整理されます。つまり、 眠った後である朝の脳は、情報がしっかり整理された状態にあるということです。
ということで、 情報が整理されている朝は勉強に適しているといえます。散らかった机より、片付けられた机の方が勉強しやすいのと同じです。
朝活のメリット③ 時間制限がある
朝は学校が始まったり、会社に通勤したりするので、時間に限りがあります。
しかし、これは朝活のデメリットではなく、むしろメリットです。時間制限がある方が、作業効率は上がるからです。
時間がたくさんあるときは、余裕が生まれてしまうので、無意識に作業効率を落としてしまいます。
夜は自分の裁量で時間を作ることができるので、余裕が生まれ、集中力が低下してしまいます。同じ時間を使うなら、勉強効率の高い朝に学習する方がいいですよね。
朝活向きの2つの勉強内容について
朝活向きの勉強内容① 数学や物理など計算問題
朝は、頭がスッキリとした状態にあるので、頭を使うような理系科目や計算問題などに取り組むようにしましょう。
例えば、受験生は数学や理科の勉強に取り組むと良いでしょう。いきなり難しい問題に取り組むのではなく、 最初は簡単な計算問題などから始めるのがおすすめです。
朝活向きの勉強内容② 前日に暗記した英単語の復習
文系の学生さんであれば 前日の夜に英単語を暗記して、朝にその復習をするのがおすすめです。
なぜなら、 朝に新たなことを暗記しようとするのは、得策ではないからです。
朝に暗記しても、夜になれば、ほとんど忘れてしまいます。しかし夜に暗記すると、その後の睡眠によって記憶が定着します。
朝活では、「睡眠によって定着した記憶」をより強固にするために復習をしましょう。
朝活を実践するための3つのコツ
コツ① 早起きをする
当たり前ですが、「朝活」に必要不可欠なのは、圧倒的に早起きです。早起きができなければ、そもそも朝活をすることができません。
また、根性で頑張って起きたとしても、その後すぐに眠くなってしまっては、朝活のメリットを十分に受け取ることができません。
なので、早起きがストレスなくできるようになりましょう。 最初はしんどいことでも、早くて3週間継続することで習慣化することができると言われています。
寝起きが悪い人でも、習慣化することができれば、早起きが苦痛ではなくなります。
そもそも早起き自体が苦手…という人には、こちらに早起きのコツもまとめてありますので、ぜひ参考にしてください。
コツ② やるべきことを明確にする
やる気や根性だけで朝活を続けることは非常に困難です。計画をしっかり立てて、やるべきことを明確にしましょう。
例えば、前日の夜に「明日の朝はここを勉強する!」、「試験まではあと1ヶ月だから、今週は絶対ここまで終わらせる!」といった計画を立ててから朝活に取り組みましょう。
やるべきことや計画を決めておかないと、なんとなく朝の時間が過ぎてしまって朝活の意味がなくなってしまいます。
コツ③ 目標を明確にする
あなたが朝活をしようかなと考えたのはなぜですか?何か理由があるはずです。あなたは今、「目標がある→朝活しようかな→朝活を始めるかも?」という段階だと思います。
「目標がない→朝活しようかな」とは絶対にならないですよね。だから、 朝活には目標が必要不可欠なわけです。さらに、 期限のある明確な目標がベストです。
理由は、曖昧な目標を持って数日間、朝活を続けることができたとしても、その曖昧な目標を次第に忘れていき、最終的に朝活のことも忘れていくからです。
やるべきことや期限を決めることで、目標が明確に自覚することができ、朝活を継続させることができます。
まとめ
最後にこの記事の内容を復習して記憶に定着させましょう。
そして実践のコツとして、
- 3週間継続して習慣化する
- 目標から朝にやるべきことを明確にする
- 「どうして朝活を始めたいのか?」、目標を明確にする
- 体を動かす
をご紹介しました。
朝活を継続することができれば、非常に多くのメリットを得ることができます。受験や資格試験を合格するために、朝活はおすすめと言えます。