集中力を高める!勉強におすすめのサプリメント7選

勉強の質を上げるには、体が必要としている栄養を取ってコンディションを整えることも大きな助けになります。日々の学習で努力をしていても、体に不足している栄養分がある場合は努力が身につかない要素になっていることもあります。今回は、資格取得や受験勉強において役立つおすすめのサプリの栄養分の種類、摂るメリット、摂るタイミングを中心にわかりやすく解説します。

集中におすすめのサプリ(成分)

1.テアニン


(C)太陽化学株式会社
テアニンはお茶に含まれている甘みの成分で、摂取することで脳内物質のドーパミンと、セロトニンの分泌を増やし集中力を上げる効果があります。人間は学習をする際に、過剰に交感神経が活発すぎる状態になってしまいがちです。煮詰まって暗記やうまく行かない、疲れたという症状はまさに脳内のアドレナリンが多く出すぎて脳に学習内容の定着を阻害してしまいます。程よい緊張感に調整する作用それがテアニンの働きです。加えて、リラックスに関わる脳の働きを良くするため、睡眠の質を上げる効果も持っています。

テアニンでおすすめの摂取時間は、睡眠前やリラックスしたい時間帯の2時間前がおすすめです。体内に吸収してから脳内に作用するまで、40分ほどかかりピークの状態の持続時間が2時間と言われているからです。

2.DHA、EPA 


(C)Maruha Nichiro

DHA(ドコサヘキサエン酸)EPA(エイコサペンタエン酸)は、DHAはEPAから合成される脳の記憶に作用する脳内物質です。EPAから作られ、体内で合成することが出来ない不飽和脂肪酸と呼ばれており、食べ物から必ず摂取しないといけない必須な栄養素の一種です。これらの油脂の大きな役割は、血液脳関門という脳の栄養分の関所を越えて、脳の認知に関わる部位の活性化を高めます。

人間の記憶は海馬に長期的な記録として残される前に、脳の認知に関わる銭湯連合野に一旦記録をされてから、人間の必要とされる記憶を長期記録として記憶するため、前頭連合野の働きを良くすることは勉強の質を上げることになります。DHAやEPAは脳を覚醒してからの記録の質を良くするため、朝飲むことがおすすめです。朝飲むことで活発になった脳の記憶の質を上げることが出来ます。

3.ビタミンB1、ビタミンB2 

ビタミンB1とビタミンB2はぜひセットで取りたいサプリの栄養素です。人間が食事として摂取した糖質を分解することを助ける栄養分になります。人間の脳の働きを助けるのは、ブドウ糖ですが、食べた食事から速やかに代謝されることで、脳内のブドウ糖の供給を助けることが出来ます。脳が集中できない、頭が眠気が強い時間が続いていることが多い人は低血糖の可能性があるので、摂取すると改善しやすくなります。ビタミンB1、ビタミンB2は水に溶けやすく排出されることも多いため、食事毎に摂るのが効果的です。こまめに一日の目安量を摂ることがポイントな栄養素です。

4.カフェイン


(C)Nestle

カフェインは脳内のアドレナリンの分泌量を増やすことで人間の血管の幅を狭くして、血行を良くする効果眠気を醒ます効果があります。そのため、覚醒後、脳が集中できないといった状況を改善や眠気覚ましの効果がある働きを持っています。注意点は、カフェインを摂るタイミングです。夜に摂るのはNGです。良質の睡眠を得ることが出来なくなり、体内時計が狂う要因になります。

おすすめなのは朝、朝食を摂った後です。カフェインは胃酸の分泌量を増やす働きもあるので、空腹時に摂取すると胃痛の原因になります。しかし、朝食を摂った後に摂取すると、覚醒作用で体内時計が整い夜の睡眠の質を上げる効果も得ることができるのです。

5.カルシウム

カルシウムは骨だけではなくて脳の機能にも大きな働きを持っています。脳細胞は細胞間をイオンの伝達によって指示を出しています。そのことによって記憶や人間の筋肉動きを制御していますが、カルシウムはその伝達に不可欠なイオンです。イライラが落ち着かない、休もうと思っても休めない人はカルシウム不足の可能性があります。不足するとイライラしたりするのは、生命維持のための心筋や筋肉の方に使用されてしまい、脳に十分量ないことで起こります。

最近の研究では睡眠の質にも関わっていることも判明しました。カルシウムのサプリはアルカリ性の性質を持っているので、空腹時よりも食事の後に飲むことがおすすめです。ビタミンDと一緒に摂取すれば吸収面でも相乗効果を得られます。

6.マグネシウム

マグネシウムは脳の毛細血管の筋肉の過剰な緊張の状態をほぐす作用があります。勉強をしすぎて頭痛がする症状等を緩和させて、脳に多くの酸素や栄養素を運ぶ環境を作る大きな助けになるミネラルです。

また神経伝達や脳内環境の正常化な機能維持にも大きく関わっており、不足するとうつやイライラ、不安といった症状が発生します。マグネシウムは体の酵素の触媒にも多く使用されているミネラルなので、不足しがちなミネラルです。サプリで摂る場合は、食後に摂るのがおすすめです。

7.GABA


唾液中コルチゾールの変化量
(C)ロッテ

GABAはアミノ酸の一種で脳内血液関門を越えて、脳内のストレスを軽減する効果を持っています。また、過剰な緊張の緩和作用を持つ物質です。大きな特徴はGABAを摂取することで脳派でリラックス状態を示すα波が優位に立つことが知られています。過剰な緊が張状態の脳に対して、副交感神経を優位にし緊張を解す作用あり、精神的にも落ち着かせる効果があります。緊張しやすく、普段から胃が痛くなりやすい人にもおすすめで、胃酸分泌を抑制する改善作用もあります。飲むタイミングは就寝前や集中したい1時間前がおすすめです。

まとめ

資格取得や受験勉強において、人間の脳のイライラや頭痛、集中力の減退の原因になっている状況を改善することは大きなメリットになります。サプリはあくまで、不足している栄養分を補うものであり、一度に多量に飲むことやそれだけで完璧にカバーできるわけではありません。ですが、何気なく勉強している以外に不足をしていると出てくる症状がある人は摂取をすることで勉強しやすい体を作る手助けをしてくれます。